新しい敦工TPOスタイルへ

令和7年度入学生から、敦賀工業高校では制服が廃止されることになりました。これに伴い、式典では各自でスーツを用意し、共通のネクタイを着用する形となります。

この決定は、令和5年度の生徒会が中心となって進めた活動がきっかけでした。「授業や気候に合った服装で登校できるように」という提案を、生徒会が職員会議や全校集会で丁寧にプレゼンテーションを行い、その結果、自由な服装で登校する試みが試験的に実施されました。制服や体操服、実習服、部活動の練習着など、場面に応じた服装を自分で選び登校するという「自由服装登校」がスタートしたのです。

生徒会には、この取り組みを通じて場面に応じた選択をする力を育てたり、多様化する社会に対応できる力を磨いたりする目的がありました。試験運用が始まると、敦工生たちは自分たちで選択する自由を楽しみながら活用している様子が見られました。活動の中で、主体的に考え、行動する力もしっかりと育まれていったようです。 その後、令和6年度の生徒会と教職員が協議を重ね、「敦工TPOスタイル」として確立されました。この新しいスタイルでは、生徒自身が場面に合わせて服装を考えることが尊重されます。これから入学してくる生徒たちも、この自由で柔軟なスタイルを楽しみながら、さらに成長していけるでしょう。

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